木ねじ

木ねじはピッチが大きく、ねじ山が深く、たいてい首下に無ねじの部分があります。この無ねじ部は上側の板を頭で引き寄せるためのものです。ねじ山が首下まで来ていると、上下の板がそれぞれのねじ山に支えられて突っ張り、かえって合わせ目が閉じなくなります。

仕様の選択肢

選択できる仕様です。実際の対応範囲はお問い合わせへの回答が優先します。
量産範囲M1.0 – M5.0
最大サイズM16
頭部形状皿・丸皿・なべ・六角(コーチスクリュー)・ラッパ
駆動部十字穴(フィリップス)・ヘクサロビュラ・すりわり・四角穴(ロバートソン)・六角
適用規格DIN 96 · DIN 97 · DIN 571 · ISO 1482 · ISO 1483 · JIS B 1112
材質材質の節を見る
表面処理表面処理の節を見る
最小ロット10,000 本から、製品により異なります

頭部形状

皿の側面線図
丸皿の側面線図
丸皿
ラッパの側面線図
ラッパ

駆動部

十字穴(フィリップス)の側面線図
十字穴(フィリップス)
ヘクサロビュラの側面線図
ヘクサロビュラ
すりわりの側面線図
すりわり
四角穴(ロバートソン)の側面線図
四角穴(ロバートソン)
六角の側面線図
六角

どれをいつ選ぶか →

全ねじと半ねじ

  • 全ねじ

    保持力が最大になります。一枚だけを留める場合や、木口に効かせる場合に向きます。

  • 半ねじ(首下に無ねじ部)

    二枚の板を引き寄せたいときに使います。無ねじ部が上の板を素通りして噛まないので、頭が板を押し下げられます。

よくある失敗

いずれもロット単位の廃棄や現場での手直しにつながるものです。理屈の上での注意点ではありません。

堅木に下穴を開けずにねじ込む。 そのままねじ込むと木が割れます。木口や板の端に近いほど確実に割れます。下穴は二段にとります。無ねじ部は無ねじ部の径で、ねじ部は谷径で開けます。

皿頭なのに皿もみがない。 皿頭は円すい面で自分を引き込んで面をそろえます。堅木で皿もみを先に取っていないと、円すい面が周りの木を押し広げて割ります。

屋外に電気亜鉛めっきを使う。 一般的な電気亜鉛めっきは屋外では長くもちません。加えて、いま多く使われている ACQ 系の防腐処理木材は銅を含んでおり、亜鉛めっき層の腐食を早めます。屋外の木構造には溶融亜鉛めっき、ステンレス、または専用のコーティングを選んでください。

長さの測り方

規則は一つだけです。頭が相手材に沈む形状は全長を測り、表に残る形状は首下を測ります。

頭部形状三種の長さ基準の比較。皿は全長、丸皿は円すい部と丸みの境目まで、なべは首下
赤い線が基準です。頭が相手材に沈む形状は全長、表に残る形状は首下で測ります。
頭部形状別の長さの基準
頭部形状基準理由
全長頭が皿もみに沈んで面と同じ高さになるので、頭も長さに入る
丸皿頭部径までの全長円すい部は沈み、丸みは表に残る。両者の境目まで測る
なべ首下頭が丸ごと表に残る
ボタン首下同上
六角・六角ワッシャーヘッド首下同上
六角穴付き首下同上

くわしい説明 → 規格がこのサイズ帯のどこで止まるか(英語)→ 公差の積み上がりとねじ(英語)→

この種類を決める前に

どれも問いを一つだけ扱い、根拠にした規格と、その規格が有効な範囲を示しています。

M6 以下の部品でしたら、極小ねじのページに このサイズ帯でしか出てこない四つの制約をまとめています。

お問い合わせ

木ねじは仕様の組み合わせが多くあります。品目、サイズ、材質、表面処理、年間使用量、用途をお知らせいただければ、可否と納期をご返答します。図面か現物があるといちばん早く進みます。実物に対して見積もるほうが、仕様表を往復して推測するより手間が少なくて済みます。

量産範囲 M1.0 – M5.0、標準締結部品は M16 まで。最小ロットは 10,000 本から、製品により異なります。

sales@tigerfasteners.com

LINE 公式アカウント @WEISHIUN でも受け付けています