木ねじ
木ねじはピッチが大きく、ねじ山が深く、たいてい首下に無ねじの部分があります。この無ねじ部は上側の板を頭で引き寄せるためのものです。ねじ山が首下まで来ていると、上下の板がそれぞれのねじ山に支えられて突っ張り、かえって合わせ目が閉じなくなります。
仕様の選択肢
頭部形状
駆動部
全ねじと半ねじ
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全ねじ
保持力が最大になります。一枚だけを留める場合や、木口に効かせる場合に向きます。
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半ねじ(首下に無ねじ部)
二枚の板を引き寄せたいときに使います。無ねじ部が上の板を素通りして噛まないので、頭が板を押し下げられます。
よくある失敗
いずれもロット単位の廃棄や現場での手直しにつながるものです。理屈の上での注意点ではありません。
堅木に下穴を開けずにねじ込む。 そのままねじ込むと木が割れます。木口や板の端に近いほど確実に割れます。下穴は二段にとります。無ねじ部は無ねじ部の径で、ねじ部は谷径で開けます。
皿頭なのに皿もみがない。 皿頭は円すい面で自分を引き込んで面をそろえます。堅木で皿もみを先に取っていないと、円すい面が周りの木を押し広げて割ります。
屋外に電気亜鉛めっきを使う。 一般的な電気亜鉛めっきは屋外では長くもちません。加えて、いま多く使われている ACQ 系の防腐処理木材は銅を含んでおり、亜鉛めっき層の腐食を早めます。屋外の木構造には溶融亜鉛めっき、ステンレス、または専用のコーティングを選んでください。
長さの測り方
規則は一つだけです。頭が相手材に沈む形状は全長を測り、表に残る形状は首下を測ります。
| 頭部形状 | 基準 | 理由 |
|---|---|---|
| 皿 | 全長 | 頭が皿もみに沈んで面と同じ高さになるので、頭も長さに入る |
| 丸皿 | 頭部径までの全長 | 円すい部は沈み、丸みは表に残る。両者の境目まで測る |
| なべ | 首下 | 頭が丸ごと表に残る |
| ボタン | 首下 | 同上 |
| 六角・六角ワッシャーヘッド | 首下 | 同上 |
| 六角穴付き | 首下 | 同上 |
この種類を決める前に
どれも問いを一つだけ扱い、根拠にした規格と、その規格が有効な範囲を示しています。
- タッピン、盛り上げ、ドリル:まず相手材から(英語)。相手材が木である以上ふるまいは金属と別物で、金属の数字は流用できない
- 下穴をどれだけ開けるか:決めているのはねじの外径ではない(英語)。下穴が小さければ木が割れ、大きければ効かない
M6 以下の部品でしたら、極小ねじのページに このサイズ帯でしか出てこない四つの制約をまとめています。
お問い合わせ
木ねじは仕様の組み合わせが多くあります。品目、サイズ、材質、表面処理、年間使用量、用途をお知らせいただければ、可否と納期をご返答します。図面か現物があるといちばん早く進みます。実物に対して見積もるほうが、仕様表を往復して推測するより手間が少なくて済みます。
量産範囲 M1.0 – M5.0、標準締結部品は M16 まで。最小ロットは 10,000 本から、製品により異なります。
LINE 公式アカウント @WEISHIUN でも受け付けています