小ねじ

小ねじのねじ山はあらかじめ成形されており、相手のめねじも先にできている必要があります。タップ穴かナットです。呼び径とピッチが完全に一致しなければ入らないという点が、タッピン系との一番大きな違いになります。

仕様の選択肢

選択できる仕様です。実際の対応範囲はお問い合わせへの回答が優先します。
量産範囲M1.0 – M5.0
最大サイズM16
頭部形状なべ・皿・丸皿・チーズ・ボタン・六角
駆動部十字穴(フィリップス)・ポジドライブ・すりわり・六角穴・ヘクサロビュラ・十字すりわり付き
適用規格DIN 84 · DIN 963 · DIN 965 · DIN 7985 · ISO 1207 · ISO 2009 · ISO 7045 · ISO 7046 · JIS B 1101 · JIS B 1111
材質材質の節を見る
表面処理表面処理の節を見る
最小ロット10,000 本から、製品により異なります

頭部形状

なべの側面線図
なべ
皿の側面線図
丸皿の側面線図
丸皿
チーズの側面線図
チーズ
ボタンの側面線図
ボタン
六角の側面線図
六角

皿と丸皿は、頭部形状だけを決めても足りません。皿もみ側の角度と対にする必要があります。82° と 90° は別の体系で、合っていない頭は面に落ち着きません。

駆動部

十字穴(フィリップス)の側面線図
十字穴(フィリップス)
ポジドライブの側面線図
ポジドライブ
すりわりの側面線図
すりわり
六角穴の側面線図
六角穴
ヘクサロビュラの側面線図
ヘクサロビュラ
十字すりわり付きの側面線図
十字すりわり付き

どれをいつ選ぶか →

ねじ部の選び方

  • 並目coarse

    既定の選択。ピッチが大きく、傷に強く、穴の精度に対する要求もゆるいので、着脱を繰り返してもねじ山をなめにくくなります。

  • 細目fine

    同じ呼び径なら有効断面が大きく、緩み止めの効きもわずかに良くなります。薄肉の部品や、軸力を細かく合わせたい場合に向きます。引き換えに穴の精度に敏感で、なめやすくなります。

よくある失敗

いずれもロット単位の廃棄や現場での手直しにつながるものです。理屈の上での注意点ではありません。

メートルとインチの混在。 M3 と #4-40 は見た目が近く、無理に回すと両方のねじ山が壊れます。受入では見分けがつかず、途中まで入ってから分かるのが厄介なところです。

フィリップスとポジドライブの取り違え。 十字はどれも同じに見えますが、ポジドライブはリセスに細い線が四本余分に入っています。ポジドライブのねじをフィリップスのビットで回すとカムアウトし、自動締結ラインではロット単位の問題になります。

ピッチが合っていない。 M3×0.5(並目)と M3×0.35(細目)は外径が同じでピッチが違います。注文書に「M3」とだけ書くのでは足りません。

長さの測り方

規則は一つだけです。頭が相手材に沈む形状は全長を測り、表に残る形状は首下を測ります。

頭部形状三種の長さ基準の比較。皿は全長、丸皿は円すい部と丸みの境目まで、なべは首下
赤い線が基準です。頭が相手材に沈む形状は全長、表に残る形状は首下で測ります。
頭部形状別の長さの基準
頭部形状基準理由
全長頭が皿もみに沈んで面と同じ高さになるので、頭も長さに入る
丸皿頭部径までの全長円すい部は沈み、丸みは表に残る。両者の境目まで測る
なべ首下頭が丸ごと表に残る
ボタン首下同上
六角・六角ワッシャーヘッド首下同上
六角穴付き首下同上

くわしい説明 → 規格がこのサイズ帯のどこで止まるか(英語)→ 公差の積み上がりとねじ(英語)→

この種類を決める前に

どれも問いを一つだけ扱い、根拠にした規格と、その規格が有効な範囲を示しています。

M6 以下の部品でしたら、極小ねじのページに このサイズ帯でしか出てこない四つの制約をまとめています。

お問い合わせ

小ねじは仕様の組み合わせが多くあります。品目、サイズ、材質、表面処理、年間使用量、用途をお知らせいただければ、可否と納期をご返答します。図面か現物があるといちばん早く進みます。実物に対して見積もるほうが、仕様表を往復して推測するより手間が少なくて済みます。

量産範囲 M1.0 – M5.0、標準締結部品は M16 まで。最小ロットは 10,000 本から、製品により異なります。

sales@tigerfasteners.com

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