小ねじ
小ねじのねじ山はあらかじめ成形されており、相手のめねじも先にできている必要があります。タップ穴かナットです。呼び径とピッチが完全に一致しなければ入らないという点が、タッピン系との一番大きな違いになります。
仕様の選択肢
頭部形状
皿と丸皿は、頭部形状だけを決めても足りません。皿もみ側の角度と対にする必要があります。82° と 90° は別の体系で、合っていない頭は面に落ち着きません。
駆動部
ねじ部の選び方
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並目coarse
既定の選択。ピッチが大きく、傷に強く、穴の精度に対する要求もゆるいので、着脱を繰り返してもねじ山をなめにくくなります。
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細目fine
同じ呼び径なら有効断面が大きく、緩み止めの効きもわずかに良くなります。薄肉の部品や、軸力を細かく合わせたい場合に向きます。引き換えに穴の精度に敏感で、なめやすくなります。
よくある失敗
いずれもロット単位の廃棄や現場での手直しにつながるものです。理屈の上での注意点ではありません。
メートルとインチの混在。 M3 と #4-40 は見た目が近く、無理に回すと両方のねじ山が壊れます。受入では見分けがつかず、途中まで入ってから分かるのが厄介なところです。
フィリップスとポジドライブの取り違え。 十字はどれも同じに見えますが、ポジドライブはリセスに細い線が四本余分に入っています。ポジドライブのねじをフィリップスのビットで回すとカムアウトし、自動締結ラインではロット単位の問題になります。
ピッチが合っていない。 M3×0.5(並目)と M3×0.35(細目)は外径が同じでピッチが違います。注文書に「M3」とだけ書くのでは足りません。
長さの測り方
規則は一つだけです。頭が相手材に沈む形状は全長を測り、表に残る形状は首下を測ります。
| 頭部形状 | 基準 | 理由 |
|---|---|---|
| 皿 | 全長 | 頭が皿もみに沈んで面と同じ高さになるので、頭も長さに入る |
| 丸皿 | 頭部径までの全長 | 円すい部は沈み、丸みは表に残る。両者の境目まで測る |
| なべ | 首下 | 頭が丸ごと表に残る |
| ボタン | 首下 | 同上 |
| 六角・六角ワッシャーヘッド | 首下 | 同上 |
| 六角穴付き | 首下 | 同上 |
この種類を決める前に
どれも問いを一つだけ扱い、根拠にした規格と、その規格が有効な範囲を示しています。
- 締付けトルクの数字は、等級から出てきたもので、接手から出てきたものではない。めねじ側にねじ込むとき、表から引いたトルク値が最も誤用されやすい
- 「スタッドを使う理由」の多くは、タップ穴の理由である。めねじが先にあるということが何を決めているか
- M2×0.4×6 の各項が何を言っているか(英語)。この種類は仕様の書き漏らしで最も失敗する。公差域、長さの基準、細目の明記
M6 以下の部品でしたら、極小ねじのページに このサイズ帯でしか出てこない四つの制約をまとめています。
お問い合わせ
小ねじは仕様の組み合わせが多くあります。品目、サイズ、材質、表面処理、年間使用量、用途をお知らせいただければ、可否と納期をご返答します。図面か現物があるといちばん早く進みます。実物に対して見積もるほうが、仕様表を往復して推測するより手間が少なくて済みます。
量産範囲 M1.0 – M5.0、標準締結部品は M16 まで。最小ロットは 10,000 本から、製品により異なります。
LINE 公式アカウント @WEISHIUN でも受け付けています